写メ日記 | 風景 9

風景 9

2018/04/18 15:23:21

『風下側の海辺にいる漁師たち、
時化模様』
1802年
油彩・カンヴァス
91×122㎝

海辺では風が吹きすさび、小船は
波に浚われ 今にも転覆しそうである。
空は暗い雲で覆われているが、天候が急変したことを示すように、一部 晴天を
のぞかせている。この油彩画は ターナー
が、波と小船の研究の成果を示した作品である。1801年の初夏、初めてスコットランドを訪問した際に携帯した「ダンバー スケッチブック」(TB LIV)には この画面に似た 海岸で砕け散る波を描いた多くの素描がある。他2冊の「風下側の海辺」(TV LIVⅡ)には漁師たちが危険を顧みずに出航する様子を描いた素描もある。これは 本作品の情景を実際にターナーが目撃した可能性があることを伝えている。
同時代の批評家の中には「チョークで描いたような波と、漠然として粗野な仕上がり」であると批判する者もいた。
こうした批判は 17世紀オランダの海景画に依拠している点が多い。ターナーは
これら過去の海景画の模倣を超えて、自然の脅威と人間の無力さというテーマに挑み、またそれを成熟した技量で描く術を習得している。
この作品はロイヤルアカデミー展に出品
されたが、1842年のドーブリー競売に
かけられる時点で 既に当初のタイトル
が判らなくなっていた。それまで「波」
あるいは「波頭の小船」と呼ばれ1970年
ターナーの油彩画カタログ・レゾネ目録が刊行される際、正しいタイトルに戻された。ターナーは本作を気に入っていた
らしく、競売にかけられた時 この絵を買い戻そうとしたが、実現しなかった。



⛵🌊
阪急広告メインに載ってた
今回の目玉✴
この絵ナマで観れただけでも
来た甲斐あった! 良かった✨(^^)



📱photo
本館展示室前 ロビー