写メ日記 | 五番

五番

2018/05/22 19:41:37

シャネル社は「株式を上場していない
ので、年商を公表する義務はない」と
しており、世間に 数字は不明だが
「CHANEL No.5」は1921年に発売
されてから現在に至るまで 常に外資
ブランド香水の売上トップクラス
である事は確実だ。
日本で始めて知られたのは、
ワシントンの公文書館に 保存されて
いる第二次世界大戦当時の 機密文書
の「ガブリエル・ボンヌール・ココ
・シャネルは 有名な香水会社の
所有者」と紹介された記述だそうだ。

調香師 エルネスト・ボー は それ迄
未試用だった アルデヒト等、化学
合成物質の調合に初めて成功した。
さらに従来の ジャスミン 白檀、薔薇
ジャコウ、クチナシ、イランイラン
(コモロ諸島産植物) オレンジ 等、
約80種類の 天然自然香料が 調合され
ている。

名香「シャネルの五番」を巡っては
以前に フランスの環境団体
「R・フッド」による不買運動の
危機に 晒された事があった。
シャネル社は 南仏に広大な専属の
生花栽培畑を所有し 機械を使用せず
伝統的な 手摘み を行っているが、
ジャスミンは 6月から5ヶ月間採取
できるが バラは「五月五番の薔薇」
と言って 採取は 5月に限定される
「シャネルNo.5」には上記の他、
ブラジルのアマゾン流域の森林
でしか繁生しない芳香樹、
「 ポウ・ロザ(バラ科の木) 」オイル
も含まれるからだ。

国連食糧農業機関(FAO)の調査では
この平均高さ20㍍程の樹が毎年延べ
3000本、「シャネルNo.5」用の
オイル調達の為に伐採されており
シャネルNo.5の需要上昇につれ、
若樹を伐採し続けると 絶滅の恐れ
があるという。
団体側は既に 伐採中止を要請する
文書を シャネル社に送付し、
「ポウ・ロザ」の代わりに化学化合
物を使用する旨を 受入れない限り、
不買運動を始めると宣言、シャネル社
を震撼させた。
シャネル社からの回答は、
「企業秘密によりNo.5の調合表は
公表できない」というものだった。
つまり「バラの樹」を使用している
か否か も含めて コメントを拒否、
「我が社は常に 自然保護には配慮
している。しかしNo.5の調合に附い
ては企業秘密」と述べる声明に止ま
ったが、その後 運営に配慮するとして
団体と和解している。


同社調香師 Jポルジは南仏
プロヴァンスで学士号を取得後、
商品開発の為、
香料産地グラースで研究を積み
シャネル社に採用された。
「はじめて5番 の調合表を見た時、
それまで幾度 試行しても この香りに
到達しなかった理由が やっと解った
と云うが、その「やっと解った」
企業秘密は、仏 シャネル本社の
金庫の奥深く 最新セキュリティ
で守られ 封印されている。
また、販売する各国の気候などに
合わせて「最終段階で混合する 化学
化合物アルデヒト、アルコールの
基準値が 国に よって異なる」ので
需要が大量な米国 はじめ数ヵ国の
シャネル支社には これら調合表も
厳重に保管されている。

「シャネルの5番」の人気の秘密は
香りが革新的だっただけではない。
容器も品名も既存の香水とは決定的
に異なっている点も見逃せない。
シャネルの5番が登場する迄は、
瓶も品名も モード同様に装飾過多な
十九世紀風ロマンチシズム
に溢れていた。
シャネルがデザインした 容器は
まるで 薬品瓶 のようにシンプルだ。
ラベルも白地に 黒で品名のみ記入、
この容器は「フラコン(香水瓶)」の
傑作美術品として1959年に
ニューヨーク近代美術館入りした。
シャネル社によると、この容器は
時代によって 丸みを帯びたり鋭角に
なったりと 微妙に変化をつけている
のだそうだ。
品名の謂れは シャネル自身が ボーの
試作品の中から 5番目を選んだから
と されているが、数字を香水に
名付ける発想も 当時の業界には
考えられなかった事だ。
香水の分野でも シャネルは
「シャネル以前」の全ての製品を
流行遅れにしてしまった。


産経新聞 仏支局
新潮社
山口昌子 (著)
「シャネル社の真実」より



貼photo
梅田阪急百貨店前
通勤途中

✨⌚(^q^)
あ、ワシの「CHANEL」は
当然 バッタもん やし(笑)
無視してな ムシ 転々虫ww